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大津市は、まちづくりの基本理念の一つに「人間性の尊重」を掲げ、すべての人の人権が尊重され、誰もが生き生きと暮らし、かけがえのない存在として互いを思いやる社会の実現を目指しています。

 

このため市民生活や、まちづくりの中で市民一人ひとりが人権尊重の理念について理解を深めるよう、市民の自主的な活動を支援するほか、各種学習の機会を設けています。

 

「人権・生涯」学習の推進

ゆい

こと

「人を結び、時を結び、自然と結ばれる 

結の湖都 大津」の実現をめざして

「大津市総合計画基本構想」が平成18年12月に市議会の議決を経て策定されました。その基本として「人間性の尊重」を掲げ、自分自身の夢の追求、平和を愛する心の育み、互いを思いやる社会の実現を目指しています。

また、平成21年12月に策定された「大津市教育振興基本計画」の中では、「人権学習の推進」を重要施策として掲げています。

「人権・生涯」学習とは・・・

生涯学習を推進する中で、大きなテーマとして人権の課題がありますが、様々な人権課題について認識を深め、生涯を通じて、あらゆる機会で学習することを進めるため、大津市ではこの名称をつかうようになりました。

平成6年度から、大津市「人権・生涯」学習推進協議会連合会(人推協連)の活動は、研修を主とした課題別研修会を設置し、地域・啓発・女性・企業・人権の5つの分野で、研修活動を推進してきました。また、平成9年度からは、それまでの分別課題研修方法を改め、幅広く人権問題が学習できるような研修事業としました。

平成17年度からは、運営委員会が設置され、事業の計画、運営により連合会として主体的に関わり、研修活動の充実と識の自立化が図られる様になりました。

研修の体系も主に人権・生涯学習推進員の皆様や一般の市民の方々を対象とした基本的な人権学習の視点についての学習、また最近関心の高い人権課題についての学習から地域のリーダーとして学ぶワークショップ (参加型学習) の運営方法、分野別により幅広く学ぶ研修会へと広く一般的なものからより専門的に学んでいくという2つの方向から学習をしてい体系になりました。

また、平成19年度は、地域の人権学習を応援するグループ「地域かかわり隊」が人推協連内に結成され、地域でのワークショップを中心とする人権学習の企画や運営にかかわり、より充実した研修が地域で実施できるようその活動が始まりました。

「人権・生涯」学習を推進するために

私たち一人ひとりに“人間らしく生きる”権利が保障されていることは周知のことです。しかし、この生まれながらにして持っている自由と平等の権利が、守られていない現実が存在するのもまた事実です。

私たちは、今日まで培ってきた同和問題についての学習の成果を生かし、子どもや高齢者、障害者などの社会的弱者の人権を擁護すること、また女性や外国人の人権・同和問題等、差別意識の解消のための取り組みを、さらに引き継ぎ、より自主的・自発的に進めなければなりません。

各地域の人権保障と民主主義の砦と期待される地域「人権・生涯」学習推進協議会(人推協)活動は、決して他の地域ことではなく、そこに住む地域の人びとのために存在するものであって、「人権・生涯」学習の推進により、一人ひとりが生きる喜びを分かち合うことのできる「地域やまち」の実現を目指して、日常的に人権尊重の活動を展開すことが求められています。

そして、一人ひとりが人権について正しく理解し、自分の生涯にわたる学習課題として地域や職場で学習を進め、人権尊重の意識をさらに高めていく必要があります。

大津市教育委員会発行「人権・生涯学習の手引き」より抜粋

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